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| 小山、鈴木著、「ばじめての材料力学」、森北出版 のサポートページです。 今後、このページにおいて、関連事項と改訂版に入りきらなかった部分等を順次公開する予定です。 |
| 材料力学の学習の大切さについて |
| 「はじめての材料力学」の前書きにも書きましたが、専門課程の初期に学習するので専門科目に不慣れであること、数学や物理などが混在していることからとまどいを感ずる場合が多いと思います。材料力学を学んでゆく過程で納得できると思いますが、工学は自然科学を基礎に成り立っています。材料力学では数学、物理、力学等の自然科学を駆使して現象を解析し、式を導くことになります。他の専門科目も同様です。数学、物理、力学等は工学においては言葉のようなものです。 材料力学では、荷重が作用する結果生ずる変形の様子を考察し、さらに、物理や力学で学んだ釣り合いの条件から各部に生ずる力やモーメントを解析し、材料内部で生ずる抵抗力、応力を部品や部材の寸法や形状との関係で求めます。そして、使用材料が決まり、強さが与えられたときに安全な寸法を得ることができます。材料力学では荷重の種類に応じて解析し、部品や部材の安全な形状と寸法を求めることになります。荷重の種類が変わっても解析方法は同じです。 すべての大学には教育理念があり、その文章には、専門的知識、理解力、洞察力、実践力、想像力、国際性、人格を養成等の言葉が使われていると思います。専門的知識は勿論ですが、理解力、洞察力、実践力、想像力などは現象を解析し、式を導く過程で養われますので、このことを常に意識する必要があると思います。また、そして、文章を読んで正確に理解する力、基礎から考える習慣と能力を身につけることが必要です。これまでの勉強は受験のためでしたが、大学では、暗記や覚えることではなく、理解して、更に進んだオリジナルな機械や装置を開発する能力を身につけることに目的があります。今までの知識だけの勉強から、考えて理解し、応用する勉強は大変で、最初は面白くないかも知れませんが、そのうち慣れれば興味が持てるようになります。機械系では、概念設計してある程度の形を作り、その後、強度計算をして、詳細設計して図面ができあがった時は格別と思います。 |
| 「小山、鈴木著、「ばじめての材料力学」、森北出版」紹介ページ |
| ●大型トラックホイール取り付けボルトの破損事故解析 |
| ●地震によるブレースの破損 |
| ●大腿骨固定金具の破損 |
| ●ステンレス角波板に生じた腐食の原因について ステンレス鋼について |
| ●漁網取り付け金具の破壊調査結果について |
| ●SUS304ステンレス鋼の温泉水による腐食の原因について |
| 最近の話題から |
| 新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所事故について(２) ⑤新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所事故について(1) ④北陸電力の臨界事故隠し |
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