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JAZZ RECORD LIST
 
 大学院時代、知人にジャズ喫茶(仙台、ブルーノート)に連れて行ってもらってからJAZZに興味を持つようになった。それまでは、ハリーベラフォンテ、ナットキングコール、プラターズ、映画音楽などの洋楽を中心に聴いていた。
 
 大学時代(1963年頃)、ジャズに興味を持つと、マイルス・デビィス、セロニァス・モンク、ジョン・コルトレーンとか言う人達の音楽を聴くことから始まるらしい。私の場合は、レコードマンスリーという雑誌のアーティスト紹介の欄で、「フリー・ジャズ」と言う文字を見て、「フリー」とはどういう意味を持つのか知りたくなり、手に入れたレコードがオーネットコールマンの「来るべきジャズの形」であり、これが、60年代初めのジャズ界の傑作であり、問題作でもあったのである。当時、国立大の寮で学生運動の渦中にいたものにとって、「自由」と言う言葉は輝くものであった。
 
 オーネットコールマンの音楽は、伝統を引き継いだマイルスやコルトレーンらの音楽を根底から変えたものと言える。「フリー」という意味は、伝統や慣習からの解放の意味と思われる。オーネットコールマンは、アルトサックス奏者であると共に、作曲者でもある。彼の演奏する曲はほとんど自分の作曲である。彼の音楽においては、まず、アルトサックスの音の美しさ、独創的なフレイジングとリズムにあると思う。それらは、絞り出すような音、速いアドリブ、テンポの遅い曲の単純素朴な音色の美しさとなって現れる。オーネットコールマンの言葉によれば、「『平和』と言う曲で吹くFの音と『悲哀』と言う曲で吹くFの音は同じであってはならないと考える」と言う。ここに、彼の音楽に対する姿勢の素晴らしさがある。当時、クラッシックギターを始めて2年目、良い音をだすために練習をしていたので多少理解できた。
 
 JAZZに興味を持った頃は、オーネットコールマン、エリックドルフィなどのレコードを購入していたが、自分のオーディオの進化とともに、「将来、JAZZ喫茶?」と思い、名盤と言われるLPを購入して聴くようになった。

  沙門良寛とオーネットコールマン

好きなプレイヤーと好きなレコード
  プレイヤー 好きなレコード コメント
オーネットコールマン The Shape of Jazz to Come Lonely Woman.このLPによってコールマンの音楽はセンセイションを巻き起し,ニュー・ジャズ(ジャズ来たるべきもの)の宣言ともなった。フリーで,フリークなトーンを使っての演奏は従来のジャズにおける美観を変革する革命性をそなえていた。
ジョン・コルトレーン Coltrane"LIVE" at the Village Vanguard  インパルス時代の幕開きに相応しい演奏が収められた本アルバムは,数多いコルトレーンのアルバムの中でも重要な意味を持つものであり,とりわけBの自作のブルースは胸が痛くなるはどの壮烈なテナー・ソロが聴かれる。
エリック・ドルフィ ERIC DOLPHY/LAST DATE ドルフィーの遺作となった演奏で,この即興演奏者の卓絶した音楽性を見事に捉えている。バスクラ.アルト,フルートの各器での極敦と言える演奏を聴くことが出来る。
マイルス.デビィス Cookin' / With the Miles Davis Quintet マイルスのトランペットのミュートが、オーディオ装置のウッドホーンと共鳴して素晴らしい。また、コルトレーンが急速な成長をとげ,自己のスタイルを築きあげていったかがうかがわれ興味深い
キャノンボールアダレイ SOMETHIN' ELSE 名盤中の名盤で、キャノンボールの名を一躍ファンの間に知らしめた彼の出世作であると共に,今やモダン・ジャズの古典的名作の1枚。このアルバムの最大の魅力は,アダレイ以上に,サイドメンとして加わっているマイルスのプレイにある。

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