趣味のページ > オーディオシステム >アンプケースの加工

アンプケースの加工などについて
 
■穴開け加工
●位置決め
 図面は真空管プリアンプのフロント、リアパネルとケースの図面ですが、図面作成ソフト(Just System 花子)で描いたものです。ソフトと図面を描く技術とA3版のプリンターがある場合は印刷して、フロントやリアパネルにテープなど使って正確に貼り付けて、穴の中心位置にセンターポンチを置き、金槌で打ちます。すべての穴の中心を同様に加工します。ドリルで穴を開けるときに滑ってずれないようにするために下穴をあけときます。すべて終わったら図面を取ります。パソコンを使わないで図面を作るときは、必要な大きさのグラフ用紙を準備し、図面を描きます。穴の中心の位置が明らかに示されている程度の簡単なものでよいかと思います。あとは、前述の通りポンチで加工します。図面を貼るときは、縦、横の中心線がずれないように慎重に行います。ケース側にも中心位置をマークすると良いと思います。フロントパネルは中心の位置がずれると見にくいですので、慎重に加工します。
 

フロントパネルとリアーパネルの加工寸法 真空管DCプリアンプ

 
サブパネルの加工寸法
●穴開け加工の道具
(1)電動ドリルの一般的な刃
 サポーターのねじの穴等径3mmが多い。
 
(2)ステップドリル
 1本のドリル刃で複数の直径の穴の加工が可能。写真@からCの場合、2mm間隔で直径が変わる。バリ取りも可能である。@は取り付け部が太く、ボール盤で使う。しかし、DIY店で電動ドリル用の変換アダプターが売られています。持っていると便利できれいな穴があき、バリ取りの必要もほとんどなくなる。板厚は3mm〜5mmでアンプのケースの加工には十分です。
 @5〜35mm, A12〜24mm,B4〜12mm,C5〜13mm
 
(3)自由錐
 直径を自由に変えられるドリルの刃。ドリルガイドかボール盤に取り付けて使用した方が無難。
 
(4)ドリルガイド
 電動ドリルを取り付け、垂直に穴開け加工を可能にする道具。
 
ステップドリル 自由錐
■矩形の穴の開け方
 この場合は、切断箇所に沿って小穴をドリルで開け、ニッパーか金切りバサミで切って、余分な部分をヤスリで磨いて落とし、最後はサンドペーパーで仕上げるしかなく、かなり面倒です。今まで製作した金田式DCアンプではこのような加工はありませんでした。
 

趣味のページ > オーディオシステム >アンプケースの加工