【問題2】  図2のようにC点に垂直荷重Pが作用し、C点は同じ断面積の2本の鋼の針金AC, BCに支えられている。鋼の針金の許容応力σa、θのとき、安全な針金の断面積Aを求める。 P=5000N, θ=30°σa=100MPaのとき、Aを計算する。
   
図2
 
【解】 針金AC, BCに作用する力をTと置くと、C点には図のような力が働くことになる。鉛直方向の釣り合いは次式のようになり、Tが求められる。針金に生ずる応力をσと置くと安全のための条件は(3)式となり、安全な断面積Aは(5)式のようになる。
 
   
 
(5)式に P=5000N=5×103N, θ=30°σa=100MPa =1×102 MPa を代入し、安全な針金の断面積Aが求められる。
 
   
 
*荷重[N]、長さや面積に[mm], [mm2] を用いると結果として応力は[MPa]となる。