材料の強度と破壊>極値統計について >最小二乗法によりα、λを決定

最小二乗法によりα、λを決定する方法
 
 二重指数確率紙にプロットしてデータをプロットして,ばらつきが一定の範囲内にあlり、直線に乗ると判断できれば二重指数分布に従っていると判断される。前述のように、最大値分布Fi(x)は
  とおくと、
となり、xとyの関係は1次関数となる。 y = ax + bとおくと、y と x のデータに、最小二乗法を適用して係数を求めることができる。
 係数a、bを最小二乗法を適用して求めるために、表3から表1,2のような量を計算する。Excelを使えば容易に作成できる。
 
 最小二乗法では係数a,bは
  
  
 
 正規方程式よって、y=3.4573x- 4.426 が求められ、それを二重指数確率紙へと導けばよい。
 
 y=x/α-λ/α 式より、 1/α=3.4573    3.4573×α=1  ∴α=0.289

 λ/α=4.426、 3.4573×λ=4.426     ∴λ=1.280

と求めることができる。
表1
  
表2 Excelで各値を計算

 
 表3

* 表2のExcelの計算に不慣れな方はこちらで

* Excelのマクロ処理による計算例


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