錘りの作り方
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鉛製の重りは環境問題になっている。見栄えが悪いが、実験後、スクラップとして捨てる試験片が出るのでこれを20号程度の錘に相当する長さに切って使っている。主に夜釣りの投げ釣りに使っている。白いポリ袋でくるむと、着水したところが判断できるので都合がよい。ポリ袋などは分解しないので環境には良くないが、磯焼けは、森林の伐採で、森林の腐葉土から溶け出した鉄分が不足した結果生ずるとされている。試験片の鉄分によって多少は、磯焼け防止、昆布の成長に貢献できるのではと思っている。近くに鉄工所などがあれば不要のスクラップが手にはいるかも知れません。
@からD、図1,図2に作り方を示した。
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切り出した鉄片 直径18mm、長さ32mm、20号程度の錘に相当。構造用綱SS400 |
A |
角はヤスリで丸くしているが、更にガムテープでくるんでいる。 |
B |
コンビニなどのポリ袋を切らずに、二重にして金属を包み、上部をビニール紐で結ぶ。ビニール紐は結び終わった時に両側に10センチ程度余るように。 |
C |
1 cm程度残してポリ袋を切り、スッポ抜けを防ぐために矢印のように縦に中央部を二度結ぶ。 |
D |
輪を作って完成。 |
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図1 |
図2 |
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金属片が手に入らないときは、少し大きめになるが、河原で小石を探して、同じようにポリ袋でくるんで作っても良い。
あるいはDIY店などで幅広の輪ゴムを手に入れて、小石を固定するのにほどよい大きさでタコ糸や木綿糸で縛る。格好が悪いですが夜釣りに使えば見えません。鉛よりは環境によいと思います。
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図3 小石の利用 |
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図4 使用している引張試験片の寸法 |
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図5 金属片の切り出し |