| チカ釣り |
| チカ釣りは八戸港の岸壁ならどこでも可能です。鮫の第一魚市場、1万トン岸壁、白銀漁港、第三魚市場、館鼻岸壁、新井田川河口、第二魚市場等、チカ釣りの最盛期はそれぞれありますが、いつもチカ釣りでにぎわっています。いずれも、車を止めてその場で手軽に釣りを楽しめます。初心者には最適です。土日など時間があるとき回ってみますと釣り時期やポイントが分かります。ブルーやオレンジ色の餌付け器を三脚の上に取り付けて釣っている場合はチカ釣りです。 |
| ■チカ釣り仕掛けなど |
| 一般的には、市販のチカ用サビキ仕掛けを使います。種々の仕掛けが販売されていますが、私はピンクのスキンタイプ、サバ皮が付いた2種類を持ち歩いています。針は秋田狐針3号、ハリス1号、幹糸1.2号、針6本あるいは10本付きを使っています。最近は臭い付きのものまであります。 竿はリールを使わない万能竿を使う人が多いですが、私は、3mから5.4mの3種類の長さの磯竿に、コロネットリールを付けて深さに応じて使い分けています。私の場合、餌はつけませんので、万能竿よりも1号程度の磯竿の方が誘いのアクセントを付けやすいので使っています。竿を上下するアクセントで釣果は違ってきます。また、魚のいるタナが変わりますので、タナを変えるのも簡単です。磯竿は、結構、鱗など付いて汚れますので、外国製の安物を使っています。この竿はソイ釣りにも使用可能です。小継ぎ竿なども結構便利です。 私が釣るポイントには、鮭、30〜40cmのサバ、ウグイやボラが季節によっては群れをなしており、間違って掛かるとサビキ針を全部持って行かれますので予備のサビキ針が必要です。 |
| ■餌と撒き餌 |
| オキアミを入れた餌付け器を三脚などに付けて、その中にサビキ針を通してオキアミを付けて静かに海中に入れて置き竿にして当たりがあるまで待ちます。八戸近辺では、ほとんどの方がこの釣り方をしています。食いが立っているときは餌無しでも釣れます。以前は餌として、赤く染めたサシを使っていました。 私は、餌付け器を使う方法は好きではありませんので、貝入りの砂(砂浜の海岸でとれます)に粉状の市販の撒き餌と少量のオキアミを混ぜて撒き餌をして、サビキ針を上下させて誘って釣ります。撒き餌により、チカは興奮状態になり、サビキに食いつきます。この方が手返しが良く、誘う方法を工夫するなど積極的な釣り方ができます。シュウリ貝をつぶして混ぜても良いと思います。また、オキアミを小さな網籠に入れて、サビキの上に付ける方法もありますが、抵抗が大きく、誘い方が緩慢になりますので好きではありません。 |
 餌付け器 三脚にセット |
| ■誘い方 |
| 餌をつけないとき、誘い方でかなり釣果の差が出ます。上げるときと下げるときにアクセントを付けます。20〜30cm程度上下させますが、上げるときは早く、下げるときはゆっくり等のアクセントを付けることでかなり釣果が変わります。ポイントによっては、錘を海底に付けたまま、棹を下げ、仕掛けをたるませて、その後、棹を上げて誘う。流れがある時に効果的です。結構時間によって、底がよいか、海面近くがよいか、タナは結構変わるようです。また、潮の状態でも食いがかなり変わります。当たりがぱったり無くなりますので、釣れる時合いの時、効率よく釣ることが肝心です。 |
| ■サビキ針の始末 |
| サビキ針は図のように、スチロールの板を長さ10cm、3cm角程度に切り出して横に錘を差し込む穴を開け、下の針からスチロールに刺し、スチロールを回転させ、順番に仕掛け糸を巻き付けて針を固定し、最後にサルカンをスチロールに刺す。次に使うときは、サルカンを道糸に取り付け、スチロールをある高さから離すと自然に仕掛け糸と針がほぐれてセットできます。 |
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| ■その他 |
| 私は、ソイ釣りの餌として主にチカを釣ります。加工場からの排水溝には餌が豊富なためチカが集まっています。ここでは餌も撒き餌も必要が無く、短時間に相当数のチカが釣れます。八戸港にはこのようなポイントがかなりあります。汚水がかなり混じっていますので食べるのには勇気がいります。 種差漁港などの近隣の漁港は海水もきれいで結構釣れます。また、磯でタナゴ釣りをしていたとき、何度かチカを大量に釣った経験もあります。いろいろな経験をしますと、いろいろな場面に対処するための準備で、だんだん荷物が多くなってきます。 |
| 冬の寒いとき、短いヘラ竿に、針を2〜3個付け、オキアミを餌としてハリに付け、チカの浮き釣りをしている人を見かけ、自分もヘラウキのような感度の良い小型の自立ウキを自作して釣りましたが、結構楽しむことができ、面白い釣りです。オキアミは金網のざるに入れ、海水につけて少し置き、その後、水をきり、これを付けて使いました。針は、3号程度の枝針を2，3個付けたり、不要のサビキ仕掛けから2〜3個取り出して使います。板錘はウキに合わせます。 |
