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3代目GTR(BNR32)カタログから, RB26DET, 2600cc,ツインターボ280ps 1991年 |
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スカイラインは48年型、ケンメリから始まり、4車種、約20年間乗ったことになる。八戸から実家のある埼玉県戸田市まで片道約700キロ、年間3回以上往復していた。高速道路での走りは素晴らしく、高速になればなるほど車体が沈み、地にへばりつくような安定感のあるサス、自然と曲がってくれるコーナーリングなどに満足していた。スカイラインのメカなどは学生時代から機械工学科の学生にとってはすべての面で魅力であった。新型車の発売毎に、新しい走りのためのコンセプトがあった。若者から年配の方まで人気があった車は現在までスカイライン以外にはなかったと記憶している。直列6気筒、ツインカム4バルブが最もスカイラインらしい。 |
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元富士精密工業で零戦を設計していた技術者がプリンス自動車工業で,初めて国産の車のエンジンを設計製作し,レースでポルシェに勝つまでの物語がNHKの「プロジェクトX 挑戦者たち」---ラストファイト名車よ永遠なれ---で紹介された。プリンスが日産と合併する直前の物語である。41年5月3日富士スピードウエイ。私はNHKの番組から録画しましたが、このDVDはAmazonで購入可能です。スカイラインファンであれば必見のDVDです。 |
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「プロジェクトX 挑戦者たち」---ラストファイト名車よ永遠なれ---
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第2回日本グランプリにおいて、スカイラインGTはポルシェカレラ904GTSと互角の戦いを演じ、一時は追い越し、総合2位になりました。日本のファミリーカーが世界を代表するレーシングカーを一時ではあるが抜いた、と言うドラマにカーファンは驚喜しました。活躍するスカイラインを東京新聞は「羊の皮を被った狼」と表現し、「スカイライン神話」が始まった。 このスカイラインGT以降、6気筒エンジンを搭載するスカイラインにGTの名を冠する歴史が始った。ファンはスカイラインのことを「スカG」と呼ぶようになった。日本でGTの名を冠した車はこれが初めてで、GTと言えば、スカGだった。 |
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●1965年2月 スカイライン2000GTを発売。ポルシェカレラ904GTSと互角の戦いを演じた54A型に、ウエーバー製キャブレターを搭載し、125馬力の出力。フロントディスクブレーキを採用。 | ||||||||||||||||||||
1966年、第3回日本グランプリで、開発したレーシングカーR380でポルシェ906に勝利した。スカイラインGTRに搭載されたS20型の最大の特徴は、4バルブDOHCで国産では初めてのメカニズムで、ポルシェ906に勝ったレーシングカーのR380のGR8型エンジンのメカニズムを量産化したものです。スカイラインGTRはレースで50勝挙げた車です。 | ||||||||||||||||||||
●4代目スカイライン ケン・メリ スカイライン | ||||||||||||||||||||
「ケンとメリー」をキャラクター(初代は陣内ジミーとダイアン・クレイ、2代目は前田俊彦とテリー・ミラー)として採用、イメージソングもCM曲バズの「愛と風のように」もヒットし、イメージ戦略が成功して人気車種になり、一番売れたようです。丸形のテールランプが復活、新型GT−Rが発表され、排ガス規制に対応することができず、197台生産されたところで生産中止となり、ケンメリGT−Rは消滅しました。これ以降、次のGT-R登場まで、16年半の歳月がかかりました。4輪ディスクブレーキ,ラジアルタイヤ等が新しい装備の特徴です。 |
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Skyline 1800GL S50年型、ラベンダーメタリック S52年7月,岩手県侍浜 |
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●5代目スカイライン 「スカイラインジャパン」 HGC210型、1977年8月発売、115馬力 | ||||||||||||||||||||
スカイラインは日本の風土が生み、日本を代表する車であるとの観点から「スカイラインジャパン」というキャッチコピーを採用、先代に続き人気を博します。先代に続き男女2名をイメージキャラクターに採用。マイケル富岡と朝比奈マリヤ(後期は黒沢浩とテリー・ミラー)でした。CMソングにはラジ「愛はたぶん」、チューリップ「I love Japan」が採用されました。 この車は4バルブツインカムを捨て、鈍重で、ボディばかりが大きく、とても走りを感じさせる車では無く、その後1980年、アメリカのギャレット社製のターボチャージャーを搭載し、145馬力の2000ターボGTが発売された。 |
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Skyline 2000GT S53年型、 シルバーメタタリック S53年10月, 下北半島、むつ市 |
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●6代目スカイライン (R30型)1981年4月 発売。1988cc 125馬力 | ||||||||||||||||||||
ポールニューマン(レーサーとして’79ルマン準優勝経験者)をキャラクターとして起用、「ニューマンスカイライン」ともいわれました。3代目に続き「愛のスカイライン」をキャッチフレーズにしていました。CMソングも洋風で、マキシン・ディクソン「Best way to your heart(愛のスカイライン)」バートバカラック!「雨にぬれても」でした。 4バルブDOHCエンジンを完成させた日産の技術力もさることながら、ECCSと呼ばれる電子制御燃料噴射システムの完成によるところが大きいと言える。ようやく、排ガス規制をクリアし、ハイパワーを実現する技術が完成したのです。 |
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*1981年10月 2000RS発売, FJ20F型エンジン搭載 1990cc 150馬力
RSは、久しぶりに日産が開発したDOHC、4バルブエンジンを搭載した。 |
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*1983年2月、2000ターボRS発売(FJ20E・Tエンジン搭載) 日本初のターボ付4バルブDOHCエンジンは190馬力、宣伝でも「史上最強のスカイライン」と。 |
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*1984年2月、インタークーラーの搭載されたRS-X/C発表、205馬力のパワーは、ハイパワー競争の頂点を 極めるもの。 |
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Skyline 2000GT ターボ, S56年型 シルバー/ブラック,195PS,S58年10月、三陸海岸 |
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カタログから |
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●7代目スカイライン(R31型)1985年8月発売、 RE20型エンジン(1998cc)搭載,
210馬力、 6気筒DOHCエンジンを搭載 「やわらかい高性能」「ソフトマシーン」「都市工学」というキャッチフレーズ *1986年5月、2ドアクーペGTS、セラミックターボ搭載のGTSターボ(E−HR31型)を発売 キャッチフレーズは、「そのとき、精悍」。イメージキャラクターは、岩城晃一を採用、 「エリーゼのために」をハードロックにアレンジし、ハードなイメージを前面に押し出した。 |
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Skyline 2000GTS インタークーラーターボ,210PS,S60年型 ブラック/ガンメタ, Opt. ABS,LSD H8年4月 |
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カタログから |
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岡崎宏司編、「スカイライン」、新潮社版(昭和58年) |
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「THE SKYLINE」,講談社(昭和58年) |
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新車の臭いは有害化学物質? 大阪府立公衆衛生研究所の研究者が車内の内装品等から発生する化学物質の濃度変化を調査した。国産1.5Boxタイプ(8人乗り)自家用車の車内のホルムアルデヒドおよび113種の揮発性有機化合物(VOC)濃度の推移を新車の納車から約1年間にわたり調べた研究です。 (関係論文 http://www.iph.pref.osaka.jp/seikatsu/seikatsu.html) ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物が検出され、シックハウス症候群の厚生労働省の指針値を上回るものもあった。車には、プラスチックと接着剤が内装品や部品に多用されています。これらからホルムアルデヒドや揮発性有機化合物が発生します。これらの有害化学物質に対して対策をしているメーカーもありますが、まだまだ対策は遅れています。 いろいろな消臭剤が発売されていますが、消臭剤の多くは、いやな臭いを別の強い臭いで消すあるいは感じなくするタイプが多く、有害化学物質として問題になっています。企業秘密と言うことで主成分は公開していない製品が多く、なかには、主成分は記載せず、添加した自然素材だけを誇張している製品もあります。車内は密閉された空間ですから、体の中に取り込まれる可能性が大きく、特に、幼児などはシックハウス症候群と同様、注意が必要です。 詳しい情報は http://nn-chemi.at.webry.info/200912/article_3.html 私は、ホタテ貝殻から作った除菌・消臭剤「チャフクリーン」をマットや座席にスプレーし、壁材「チャフウォール」を塗布した厚紙を車内において、1〜2週間で新車の臭いを除去しています。夏には、エヤコンの冷気の吹き出し口から奥に向かってスプレーし、エヤコンのいやな臭いを消しています。 |
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